①行事や周年の告知が可能に

国民的行事、地域の行事及び創業記念を告知する事はOK！

OKパターン

国民的行事の際に「特定機種のイラスト」や「機種名」等を添えて挨拶文や営業時間を宣伝するのはOK。その他、地域の「さっぽろ夏祭り」といった行事や自店の「創業○周年」の告知もOK。

NG例

以下にも共通しますが「設定状況をうかがわせるような記載がされたもの」は全てNG。「これ書く必要ある？」と思ったくらい当然の内容ですね。

②新台告知等の自由度が増す

新台入れ替え等の「遊技機に関する広告宣伝」の幅が広がります。元々、新台告知は行われていましたが「全ての台の表示サイズを均等にしなければいけない」「大当り図柄が揃っていてはいけない」といったよく分からない制限がありましたがこれが撤廃された形。

③台のスペック表記が可能に

広告に遊技機の性能(メーカーが公式HPで公表している数値程度!?)を表示する事が可能に。ただし、上記画像のように特定設定のみを強調したりQRコード等を付随して占い等を行えるようにするのはNG。

④出玉ランキング

過去の遊技結果の告知が可能に。台番やランキング形式、また特定機種の結果のみを抽出して表示する事が可能に。コンプリート発動等の事実を伝える事もOK。

特定日のみや特定の期間のみの表示はNG。日によって掲載機種を変えるのもNG。

⑤その他

営業時間の変更の告知や駐車場における表示の告知はOK。

以上になります。

ガイドラインが出された背景

2012年に発出された広告宣伝に関係する通達の保存期間が10年(2022年)で切れるタイミングだったので、今の時代背景にあった新しい広告宣伝に関するガイドラインが制定されました。今まで地域による格差も非常に大きかったためそれを是正する意味合いもあります。

既に逸脱している

内容については1月には既に出回っていたので早い所ではすでに逸脱が始まっているようです。

これって規制緩和してるってこと？ pic.twitter.com/JyiDlxw4cu

— ツナ氏 (@xvYPca8IOaNcoso) February 8, 2023

これはもちろんアウト。これが続けば例の如く雷が落ちて「激震ダー」と騒ぎながら落ちぶれていく業界なので「ダメですよ」と優しく教えてあげましょう。

とは言え、逸脱するのは想定の範囲内。1万人も集まれば自分だけ良ければいい人間や犯罪に手を染める人が一定数集まるのは必然というのが持論。これはパチンコ業界に限った話ではありません。1歩2歩先をいった対応を業界団体には期待したい所。

まとめ

何でもありの4号機の時代を経験してきた身なのでホール側の煽りは大賛成です。嘘が横行しないようルールを作ったうえで設定等のアピールはできるようにすべきだと思っています。ただ、今はまだ堪える時…。しっかりガイドラインの範囲内で集客する努力をして、警察や世間の心象を1mmでも良くしたうえでお伺いを立てて少しづつ前に進んでいくしかないです。

しかし、今回の内容だけでもかなりできる事が増えたので楽しみですね。出玉ランキング等を公開できるのであれば設定を入れてアピールするホールも増えてくるのではないでしょうか。もちろん、ベタピンなのは変えずにあの手この手で集客しようとするホールもたくさんあるのでそこは各自しっかり見極めていきましょう。