【勝てるの?】低ベース6号機の評判ってどうなん?

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6号機はベースが高いせいでメリハリがないと言われがち。50枚で50G前後回せる機種が多く、投資スピードが遅いのは助かるが、出玉の波は基本的にマイルド。では、ベースさえ低ければ良台なのだろうか? 6.1号機ではベースを下げることが可能と言われているが……。

6.1号機は低ベース化が可能に

今回、パチスロ機の自主規制の見直しを行ったのは「ペナルティ規制の緩和」「スタートレバー、ボタン等を使用した演出の緩和」「ビデオリール演出の緩和」の3項目。

「ペナルティ規制の緩和」はATタイプのベースを抑えることが主目的だ。現状の6号機でも数少ないとはいえ、低ベース機は実現していたが、今回の緩和でより低ベース化をしやすくなった。試算では現状の6号機と比較して、約5~10Gほどベースを下げることができるという。

出典:グリーンべると
今年1月、パチスロ6.1号機の概要が発表された。ペナルティに関する自主規制が緩和されたことで、低ベースのATタイプが作りやすくなったという。
 

パチスロの「ベース・一撃性能・初当たり確率」は、三すくみの法則となっています。どれか強くできるのは1つだけ。ベースが高くなれば、ほかの部分を削らなくてはならないのです。

出典:パチ7
ベースを下げれば、その分の出玉をATに持ってくることが可能。通常時のコイン持ちを悪くすることで、初当たりを軽くしたり、AT中の爆発力を上げたりした新規則機の登場に期待できるとのこと。ちなみに、6.1号機の第1弾は「戦コレ4」となるようだが、50枚あたりの回転数が約51.5Gと低ベース機ではない模様。低ベースの6.1号機は今後に期待である。

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とは言え、実は規制緩和前でも低ベース6号機は開発可能であり、実際に何機種かは世に送り出されている。では、その評判はどうだったのだろうか?

ベース約39G 『パチスロ チェインクロニクル』

低ベース対策として考えられた6号機が、サミー「チェインクロニクル」や「蒼天の拳~朋友~」だ。この2機種は、遊技者が「目押しでボーナスをハズして打たないと、ボーナスが揃ってしまう」仕組みを採用したもので、裏を返せば「型式試験中も、常に目押しせず順押しで実射試験をしていればボーナスが時々揃う」ことになる。このボーナス中出玉で下限値を超えるという手法であり、遊技者が「常にボーナスをハズして遊技」しさえすれば低ベースになる。この手法によりチェインクロニクルで50枚で39回、蒼天の拳では50枚で33回という低ベースを実現することに成功した。低ベースであるぶん、AT確率もアップでき、コイン単価もアップするが、一方で遊技者がボーナスを揃えてしまうと増えも減りもしない無抽選区間が発生してしまう、という難点もあった。「目押しの面倒な遊技者」や、嫌がらせでヤメる前にわざとボーナスを揃える遊技者もおり、市場での評価もその難点が目立つ結果となった。

出典:『遊技日本』
サミーは早期から6号機のベースを下げる方法を開発していた。目押しでボーナスを外すことを前提としたシステムで、実射試験の下限値をクリアしたのが『パチスロ チェインクロニクル』(2018年11月)と『パチスロ蒼天の拳 朋友』(2019年1月)である。

「チェンクロ」は50枚あたり約39G。6号機にしてはベースが低く、初当たりの軽さや原作RPGを再現したシステムも評価されていたが……。


やはりペナルティ(ボーナス)の存在が仇となった。毎ゲーム外して打たなければならないという仕様を知らなかったり、ミスしたりしてペナルティを入賞させてしまうと、出玉こそ減らないものの、一切抽選が行われない虚無の約60Gを消化しなければならなくなる。

ベース約33G 『パチスロ蒼天の拳 朋友』

ベースをさげる事によって、平均獲得枚数を上げることが出来る。
それか、初当たり確率を下げる事が出来る。
同じ投資で高ベースの方が長く遊べる事ができるというのは利点ですが、
その分、初当たりが重くなるor獲得枚数が少なく感じてしまうのが、
現状、旧基準機が支持されている理由なのかと思っております。

出典:情報にコミットする業界人Tのブログ
「蒼天朋友」も「チェンクロ」同様、ペナルティのボーナスを搭載することでベースを下げた機種。導入前は、他の6号機より旧基準機に近いので支持されるのではと期待されていたが……。
 


こちらもペナルティが重い枷となった。残念なことに、意図的にペナルティを揃えてから離席する「ペナ辞め」も横行。コインと時間をロスするだけでなく、天井もリセットされる。当然、後任は座りづらい。

ベース約33G 『パチスロ ファンタシースターオンライン2』

通常時は、下段にPSO2絵柄が揃うと特殊状態に移行してしまう。
下段にPSO2絵柄がテンパイした場合は、右リールにBARを狙い特殊状態移行を回避しよう。
特殊状態に移行しても、指示通りに遊技を続ければ天井が伸びたり無抽選状態になったりということはない。

出典:DMMぱちタウン
2020年2月にリリース。こちらも上記2機種と同様、サミーによるペナルティ搭載機。「チェンクロ」や「蒼天朋友」はペナが入賞してしまうと終わるまで抜けられない仕様だったが、本機は指示通りに打てば離脱できるよう改良された。だが……。
 

おまえらチェンクロチェンクロいってる奴はうたないほうがいいぞ
チェンクロなんかはるかにこえてる
チェクロはかなりうったけど学園なんて一度もはいったことない
この台は開始100Gで4回学園にはいった
学園改良型だから簡単に学園からでられるよ=超簡単に学園にはいるよだw
この台ハイエナなんてできたもんじゃねーぞw
何ゲームペナってるか見当がつかないもんw
そんだけ学園にはいりやすい

出典:鈴木さん速報
ペナから出られるようにはなったものの、困ったことに入賞しやすい模様。導入台数も少なかったようで、評価されたとは言い難い。

ベース約36G 『パチスロ 花伝』

ベース36G=1Kという低さは、6号機においてそれなりの価値があるかもしれません。
これまでの6号機を振り返ると、有利区間1500Gで天井を付ける事によりバランスが悪い台ばかりでした。
ベース36Gであれば、全体のバランスを改善する事が可能です。
例えば、まどマギ叛逆はAT中の上乗せ性能を高くすることにより、もっと楽しい台になったはず。

出典:ぱちとろ管理人「メタボ教授」のブログ
アムテックスが2020年1月にリリース。ペナルティではなく「4thリール」を採用することでベースを下げたと言われている。液晶非搭載でシンプルな演出ながら、AT突入時の期待枚数は約1100枚と爆発力も有していたが……。
 

95: 2020/01/21(火) 16:27
昨日のデータ、初日なのに5000枚吸い込んでて草生える

96: 2020/01/21(火) 17:55
天井恩恵がジーゾーンで当たれば上乗せ性能クソ弱い凱旋V揃い
ハイエナ機としては優秀だと思うけどね。もちろん回数天井

出典:ぴー速
荒波台なだけに、ATの初当たりが重く、ハイエナ向きの台と見なされてしまった。ベースを下げたことはあまり評価には繋がらなかったようだ。ちなみに……。

『いろはに愛姫』のベースは約37G

「いろはに愛姫」はここからが本番
どうやら全国的に撤去の方向へ向かいそうな本機ですが、自分からするとどう考えてもココからが本番だと思います。
自分の地域での稼働を見て行くと、導入週の稼働はお世辞にも良いとは言えないものでした。
しかしSNSなどで「甘い」という話題が盛んに語られた結果、今週末の稼働がグッと高まっているのが良く分かります。
つまり現状「いろはに愛姫」は客寄せパンダになり得る台という事です。

出典:ブレスロ.2dps
稼働を中止したり撤去したりするホールが続出するなど、甘さばかりが目立った「愛姫」も実は低ベース機。A+ART機のため、上記機種との単純な比較はできないが、現状数少ない低ベース6号機の成功例? と言える。

 

現在までに出ている低ベース6号機の評価は(愛姫を除くと)あまり芳しくないようで、低ベース = メリハリのある良台とは言えないだろう。一方、6号機最大のヒット作「リゼロ」のベースは51.5Gなので、高ベースでも良台をつくることは可能と言える。だが、ベースを下げればメリハリが作りやすくなるというのは理論的には正しいはず。今後の6.1号機に期待したい。

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