5号機パチスロ、お気に入りだった台は?

1: 名無しの養分さん 2021/03/17(水) 23:24:25.44
ここ最近、パチスロ業界は大いに盛り下がっている。パチンコホールには今、6号機と呼ばれる区分のパチスロ台が席巻している。これを簡単に説明すると、出玉の上限があって、ユーザーに適度な遊技を提供するというものになる。なので、大当たりの後には大体のメーカーが液晶に「パチスロは適度に楽しむ遊びです」みたいな文言をわざわざ表示させる。

そういう台なので、出玉も少なく、その代わりコイン持ちが良くなっている傾向がある(最近、コイン持ちが悪い台も出たけど)。適度に楽しむ遊びと言いつつ、コイン持ちが良くなれば、結局長時間遊んでしまう人が出るじゃんって話なんだけど、要は過度に依存して借金してまで遊ぶ人は間違いなく減る。

事実、僕の周りに山ほどいた依存者たちも「俺、もうパチスロはやめるよ」と言って本当に卒業した者もいる。それぐらい、今の6号機は味気ないのだ。もちろん、本来賭博ではなくて遊技なんだから、味気なくて正解なんだけどね(笑)。

では、6号機の前はどんな台が出回っていたのかについては、これは単純な話で5号機と呼ばれていたものだ。今日はその5号機の話をしていきたい。(文:松本ミゾレ)

■結果として面白い台、爆裂台も出ることになった5号機

パチスロ5号機が市場に登場したのは、2004年のこと。それ以前に台頭していた4号機があまりに出玉性能を高めてしまい、パチスロ依存に陥って深刻な経済状況に陥るまで打ち込む人が増加。さらに負けが込んでサラ金に手を出す者まで出るわ、パチンコホールで自殺者が出るわ、かなり行くところまで行きついてしまった。

そこで、一旦加熱する出玉競争に待ったが掛かり、開発されたのが4号機よりも出率の低い、遊べるパチスロこと5号機だったのである。結果的にその5号機も2010年代後半には、かつての4号機に追いつけ、追い越せとばかりに出率の高い機種の開発競争が勃発。またしても問題となり、さらに出率の低い6号機時代がスタートした。

つまり、業界は同じことを10年かそこらかけて、4号機時代から繰り返しているようなものなのである。

ところで、ユーザー目線で見る5号機はどうだったか。初期の5号機は遊べたものではない台が多かったものの、最盛期には割と面白くて人気のある台も登場している。

その裏には、メーカーの「どうにか検定を出し抜いてユーザーを熱中させる台を出す!」という熱意も当然あったに違いない。実際、4号機と遜色のない出玉を見せる台もちらほらあった。もちろん、そうするにはかなりのヒキが必要だったが。

■どの台に思い入れがある?

5ちゃんねるに先日「パチスロ5号機で一番好きだった台」なるスレッドが立っていた。スレ主は、2007年にリリースされた『マーベルヒーローズ』(タイヨーエレック)を例に挙げている。

これも5号機時代にそれなりに人気があった台だ。ボーナスに加えて純増1.2枚のARTを搭載しており、最高設定6の機械割は5号機としては屈指の119.5%。座ればまず負けない、というレベルのスペックを発揮していた。

反面、最低設定1の機械割は96.4%とお話にならないレベル。イベント日などは設定を期待してマーベルに走ったって人も多かったはずだ。スレッドには色々な台の名前が挙がっている。ちょっといくつか引用していきたい。

 ・スパイダーマン2(サミー)
 ・バジリスク~甲賀忍法帖~II(メーシー)
 ・新鬼武者(ロデオ)
 ・デビルマンII-悪魔復活-(エレコ)

と、こんな具合に結構な名機を挙げる声だらけで、ホントに一部しか紹介できなかった。RTだのリプパンだのARTだの、パチスロをしない人にとってはしっちゃかめっちゃかな単語が山ほど出てきたとは思うが、パチスロをしない人にそれらの説明をしてもさらに訳が分からんことになるので、そこは許していただきたい。

ちなみに、僕がもっとも打ち込んだ5号機は2014年リリースの『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』(エレコ)である。個人的につけている収支を振り返ると、14年1月28日から、19年11月9日まで、延べ356回もこの台を打っているんだから呆れる。

収支は82万9520円のプラスで終わっている。適当に遊んでても何故か勝てるという、バツグンに相性がいい台だったので、今もエレコの社屋には足を向けて寝られないぐらいだ……。

2021年3月16日 7時0分 キャリコネニュース
https://news.livedoor.com/article/detail/19855540/

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